「2泊3日で広島観光に行くんだけど、どういう観光コースがあるんだろう?」
旅行に行く時は計画を立てるのも楽しみの1つですが、ゼロから情報収集するのはとても大変ですよね?
そこで今回は、2泊3日で広島観光する場合のモデルコースを地元民が厳選してご紹介します。
このモデルコースをベースにして色々な観光地をつけ足したり、差し引いたりしながら自分だけの観光コースを組み立ててみてください。
広島までの交通手段は新幹線を想定してます。
所要時間は東京から約4時間、大阪、福岡からは約1時間半です。
2泊3日の広島旅行モデルコース
まず広島観光の日程を簡単に紹介するとこんな感じ。
1日目に宮島、2日目に広島市内、3日目に尾道を巡るモデルコースにしています。
日数 | 1日目 | 2日目 | 3日目 |
---|---|---|---|
予定 | 宮島観光 | 広島市内観光 | 尾道観光 |
主な観光地 |
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宿泊 | 宮島泊 | 広島市内泊 | 帰宅 |
2泊3日あれば厳島神社と原爆ドームの2つの世界遺産、尾道の千光寺という広島の主要観光スポットをすべて巡ることができるので、日程的には丁度良いですね。
1日目:広島駅から移動〜宮島観光
1日目は世界遺産の宮島でじっくりと観光を楽しみましょう!
新幹線で午前中に広島駅に着いたら早速、宮島へ。
広島駅から宮島までは、フェリー乗船も合わせて50分〜1時間程度です。
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宮島の表参道商店街を散策
フェリーを降りると徒歩5分ほどで表参道商店街が見えてきます。
焼きたてのもみじ饅頭を食べたりお土産屋さんを見たり、観光地ならではの賑やかな雰囲気を楽しみましょう。
厳島神社に参拝
表参道商店街を抜けてしばらく歩くと、宮島のメイン観光スポット、厳島神社&大鳥居が見えてきます。
そして大鳥居の向かいには有名な厳島神社が。
厳島神社は満潮の時と干潮の時で印象がガラリと変わることで有名。
1日宮島に滞在すればどちらの姿も見ることができるので、ぜひ満潮と干潮の両方のいつくし神社の姿を楽しんでください。
宮島観光協会が出している潮見表があるので、満潮や干潮をチェックしてみてくださいね。
ちなみに、厳島神社に参拝する際の昇殿料は大人300円です。
宮島の隠れパワースポット大聖院へ
厳島神社の出口を出たら、そのまま大聖院へ向かいましょう。
「大聖院」は宮島最古の由緒ある寺院で、厳島神社から徒歩5分の場所にあります。
境内には豊臣秀吉が歌会を開いた庭園や、1つだけ願いを叶えてくれる一願大師などの見どころが沢山。
厳島神社とは対照的に「静」の空間が広がっているので、ゆったりとした時間を過ごせます。
拝観料が無料なのも嬉しいポイントです。
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昼食はあなご飯か牡蠣料理
宮島の名物といえば、牡蠣と穴子!
人気店は12時前後のピーク時はとても混み合うので、早めかにお昼ご飯を食べるのがおすすめです。
あなご飯は大聖院の近くの「ふじたや」が有名。
ふわふわの穴子がとてもおいしいので、ぜひ訪れてみてください。
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2つめのおすすめは表参道にある「焼きがきのはやし」です。
「はやし」さんではぷりっぷりの生ガキがオールシーズン楽しめます。
広島の牡蠣は実が大きくて食べ応え抜群♡
お昼時はとても混雑するので、11時くらいから早めの昼食をとるのがおすすめです。
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宮島ロープウエーで弥山へ
昼食をとったら、食後の運動もかねて弥山へ登りましょう。
「弥山」は宮島にあるパワースポットとして有名な山。
弥山を愛した伊藤博文が『日本三景の真価は弥山頂上の眺めにあり』という言葉を残しているくらいです。
弥山には歩いて登ることもできますが、時間もかかり結構ハードです。
ロープウェーで途中までは行けますが、弥山の山頂までは山道を20分くらい歩くので、スニーカーや飲み物など、ある程度の装備を整えておいてください。
弥山は海外の方にもとても人気のスポットで「東洋のマチュピチュ」とも言われているそうです。
山頂からの眺めは本当に感動モノなので、宮島を訪れたらぜひ登ってみてください。
霊火堂などのパワースポット巡りをすると所要時間は2~3時間。
ロープウェーの最終が17時なので、乗り遅れないように気を付けてくださいね。
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登山はちょっと…という方は、ロープウェーの獅子岩駅を降りてすぐのところに「獅子岩展望台」があります。
ここからの眺めも、十分すぎるほど絶景なので、時間や体力がない方にはおすすめ。
山頂に負けないくらいの瀬戸内海の多島美を堪能できます。
町家通り散策
弥山から戻ったら、表参道から1本裏に入った、静かで落ち着いた「町家通り」も散策してみましょう。
老舗の酒屋やセンスの良い雑貨屋、カフェ、ぎゃらりぃなどが点在しています。
商店街とは違って宮島の昔の街並みを見ることができます。
1日目の宿泊は宮島で!
2泊3日の広島旅行であれば、1泊は宮島に泊まってみることをおすすめします。
昼間の賑やかさが嘘のように、宮島の夜はとっても静か。
鳥居がライトアップされるのも幻想的です。
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宮島の夕食にはちょっと注意
食事付きの旅館であれば心配いりませんが、飲食店はあまり遅くまで開いていないので素泊まりの場合は注意が必要です。
あらかじめ、どのお店で食べるか目星をつけておきましょう。
また、島内にはコンビニがありません。
ホテルでお酒を飲みたい!という場合はしっかり酒屋さんなどでゲットしておいてください。
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2日目:宮島から移動~広島市内観光
2日目の午後は広島市内を観光します。
朝は宮島でゆっくり過ごして11時頃に宮島を出発です!
フェリーで本当の宮島口まで渡り、JRで広島駅まで移動します。(所要時間50分程度)
ただ、大きな荷物を持って観光するのはちょっと辛いですよね?
そこで、「荷物を預けて身軽になりたい!」という方は、中国ジェイアールバスの手荷物預かりサービスを利用すると便利です。
広島駅新幹線口1階の中国JRバスウェルカムカウンターで手荷物を預けると、市内指定ホテルへ当日17時までに配送してくれます。
宿泊ホテルがこのサービズの提携ホテルだったら利用しない手はないですよね?
自分で宿泊ホテルまで持って行くのは時間も体力も無駄に使うことになりますし、コインロッカーに預けるよりも便利なので、ぜひ利用してみてください。
身軽になったら広島市内の観光。
あまり色々詰め込まず、ゆっくりと落ち着いて過ごすプランをおすすめしていきます。
原爆ドームと平和資料館へ
広島駅南口に移動したら路面電車に乗って「原爆ドーム前」まで移動します。
ここで世界遺産にも登録されている原爆ドームを見学し、緑豊かな平和公園をゆっくりお散歩してみてください。
広島のことをより深く知りたい方は、「ヒロシマピースボランティア」さんと一緒に平和記念公園や資料館を巡るプランがおすすめです。
「ヒロシマピースボランティア」は無料で個人やグループと一緒に巡ってくれるガイドさんで、平和記念資料館の東館の総合案内に受付があります。
そして、広島平和記念資料館は是非とも足を運んでほしい場所です。
2019年4月にリニューアル全館が完了。最新技術を活用した新しい展示もあります。
城島の新観光名所のおりづるタワーへ
原爆ドームのすぐ近くにある「おりづるタワー」は、新しくできた注目の観光スポット。
ウッドデッキの展望スペースから原爆ドームや公園、広島の街並みが一望できます。
昼間の景色も素晴らしいですが、夕日もとっても綺麗。夜景も素敵なのでいろんな時間に訪れたい場所です。
1階や屋上にテイクアウトできるカフェがあるので、そこで飲み物を買って、デッキに座りゆったりとした時間を過ごしてください。
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夕食はお好み焼きを堪能
広島に来たら、「お好み焼き」は欠かせませんよね!
広島市内にはかなりの数のお好み焼き店があって好みも様々です…。
そこでおすすめなのがお好み焼き屋さんが集まった集合施設を利用すること。
集合施設には有名店&人気店が1ヶ所に集まっているので、お店を探して歩き回らなくてもいいというメリットがあります。
ワイワイした雰囲気も楽しいですよ。
広島市街にあるお好み村
お好み村は広島の中心部にあり、連日多くの観光客で賑わっています。
24店の個人店がビルの2~4階に集合。
ビルの中に入ると美味しそうなお好みソースの匂いに食欲をそそられます。
広島駅周辺ならお好み物語 駅前広場
「ひろしまお好み物語 駅前ひろば」は16店の屋台がビルのワンフロアに集合しています。
駅の目の前にあるので、広島駅周辺にホテルを取っている人には便利です。
「お好み村」や「お好み物語」は多くのお店とお客さんが集まって独特の活気が生まれているので、「広島感」を味わいたい方におすすめです。
その他のお好み焼きの名店は下記の記事にまとめているので参考にしてください。
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3日目:広島駅から移動~尾道観光
最終日の3日目は尾道観光です!
早起きしてJRで尾道へ向かいましょう!
朝ごはんには広島駅のekie店の「むさし」のお弁当がおすすめ。むさしは広島県民が大好きなソウルフードで、不動の人気を誇る「若鶏むすび」が800円で購入できます。
尾道までは電車で約1時間半(1,490円)。
新幹線を使えば1時間ちょっとで到着します(2,460円)。
荷物を預けて身軽になりたい方は、尾道駅のコインロッカーの情報もチェック!
改札外には駅舎内改札横の待合スペースに小型55口、中型43口、大型15口、特大3口。
改札内には1番ホームの西より(糸崎より)に小型48口、中型12口、大型16口が設置されてます。
JR尾道駅着〜千光寺&散策
尾道は「寺のまち」・「坂のまち」・「映画のまち」です。
レトロな街並みや瀬戸内海を望む眺望は、心に残る景色となることでしょう。
尾道に着いたら早速、千光寺ロープウェイで「千光寺」へ向かいます。
徒歩15分ほどで乗り場に到着します。
千光寺へは自分の足で登ることもできますが、結構な坂道&階段ですので、行きはロープウェーを強くお勧めします!
ロープウェーは片道280円、往復500円です。
千光寺はパワースポットでありながら、瀬戸内の海と尾道の町並みを見渡せる絶景ポイント。
大パノラマが臨める千光寺展望台もあります。
映画のロケ地にも使われている坂道が沢山あり、木陰では猫が日向ぼっこするなど、ノスタルジックな街並みは素敵な写真撮影スポットです。
ランチタイムに尾道ラーメン
尾道でのお昼ごはんはやっぱりラーメン!
尾道には豚の背脂を浮かせた醤油ベースのスープが特徴の尾道ラーメンがあります。
一押しのお店は壱番館。
通販用のラーメンも大人気の有名店で、小魚が隠し味のスープと最後までコシのある麺の相性が抜群です。
時間によっては込み合うので、少し早めの時間に訪れるのがベストです。
ONOMICHI U2でショッピング&カフェ
最後は、おしゃれスポットのONOMICHI U2へ!
2014年にオープンした「ONOMICHI U2」は、瀬戸内の各地からセレクトした素敵な雑貨・食品などを扱うショップやカフェやベーカリーなどが入った複合施設。
海沿いに建っていて、テラスは自由に使えるので、パンやお菓子、飲み物を買って海を眺めながらお茶ができます。
実はこの施設はサイクリストの聖地と呼ばれる場所で、自転車ごとチェックインできるホテルも併設しています。
今回のコースには入れていませんが、時間がたっぷりあるようであれば、レンタサイクルでしまなみ海道をサイクリングするのもおすすめです。
帰りのアクセス
尾道から新幹線で帰る場合は、広島駅よりも福山駅を利用した方が便利です。
JRで尾道から福山駅までは19分。
福山駅で新幹線に乗り換えて、帰路につきましょう。
まとめ
今回は2泊3日で広島観光を満喫するモデルコースを紹介しました。
ざっくりとモデルコースをおさらいするとこんな感じ。
日数 | 1日目 | 2日目 | 3日目 |
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予定 | 宮島観光 | 広島市内観光 | 尾道観光 |
主な観光地 |
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宿泊 | 宮島泊 | 広島市内泊 | 帰宅 |
ここで紹介しきれなかったおすすめスポットも沢山あるので、今回のモデルコースを参考にあなただけの広島旅行のスケジュールを立ててみてください。
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