広島には沢山の海水浴場やキャンプ場がありますが、実は宮島でも海水浴やキャンプができるって知っていましたか?
宮島にある包ヶ浦キャンプ場は持ち込みのテントサイトの他に家族用や団体用のキャビンもあるとても便利なキャンプ場。
きれいに整備された環境で海水浴やバーベキューが楽しめます。
今回は広島や宮島でキャンプや海水浴をしたいと思っているあなたのために、宮島の包ヶ浦を紹介します。
包ヶ浦キャンプ場への行き方
先日、前々から行きたいと思っていた宮島の包ヶ浦でキャンプをしてきました。
実家の倉庫から父親のキャンプ道具を引っ張り出していざ宮島へ。
宮島には何度も行っていますが、車ごと宮島に渡るのは今回が初めてでした。
松大汽船のカーフェリーに乗って出港。
フェリーに揺られること10分で対岸のフェリー乗り場に到着します。
車をフェリーに載せて宮島に渡る方法は下記の記事で紹介しています。
宮島に着いたらそのまま包ヶ浦自然公園へ。
包ヶ浦は厳島神社とは逆方向になるので観光客の姿は皆無。
とても気持ちがいい海岸沿いの道が続きます。
フェリー乗り場からは約3kmと、ちょっと距離はありますが道はほぼ一本道。
看板通りに進めば5分くらいで包ヶ浦自然公園に到着します。
フェリー乗り場前から乗合バスも出ているので、車でない場合はこのバスを利用するようにしましょう。
ケビンの予約や包ヶ浦自然公園でのバーベキュー食材の購入がある場合は無料の送迎サービスが受けられます。
ちなみにこれが包ヶ浦自然公園前にあるバス停。
どうですか?
めちゃくちゃいい感じじゃないですか?
管理棟前のバーベキューなどができるスペースはこんな感じ。
夏は海水浴客で盛り上がります。
広くてとても気持ちのいい空間ですよ。
テントサイトの様子
最初は海を目の前にキャンプができるのかな?と思っていたのですが、キャンプ場はここから少し奥に行ったところにあるとのこと。
管理等で申込をしてテントサイトに向かいます。
料金はテント持込のフリーキャンプで500円と格安。
予約も特に必要ないので思い立った時に利用できます。
車ごとフェリーに乗ると往復で3000円程度のフェリー代がかかってしまいますが、数人で割ったり、広島市内からの場合は高速道路を使ったと思えばそんなに負担にはならないと思います。
車を少しだけ走らせるとすぐにキャンプ場に到着。
特にスペースが区切られている訳ではないので、好きな場所にテントを張ることができます。
近くの荷降ろし場で荷物をおろしたら、リヤカーでキャンプ場内に荷物を運び、車は無料の駐車場に止めておくことができます。
キャンプ場内は木陰も多く、かなりの広さがあるので大人数でのキャンプにも向いています。
トイレと炊事棟も複数カ所に。
炊事棟は建てられてからの年数は感じますが綺麗に清掃されています。
水道の横には作業台もあるので、ちょっとした下準備はここでできてしまいます。
こういったスペースは何気に嬉しいですよね。
そしてキャンプ場といえば気になるのがトイレ・・。
でも、包ヶ浦キャンプ場のトイレは比較的新しく、きれいに清掃されているのでめちゃくちゃ安心です。
夜は入り口のドアを開けると自動で電気が点灯するパターン。
男性は和式と洋式が1つづつありました。
キャンプ場内は鹿が普通に闊歩しているくらいの自由度。
商店街の鹿とは違ってある程度までは近づいてくるものの、触らせてはくれないという絶妙な距離をキープしています。
寝る時に外に食材や紙類(うちわなど)を置いたままにしておくと、鹿に食べられてしまうのでその点は注意が必要。
あと、地面には鹿のフンが結構あるので、なるべくきれいな場所を探してテントを張るようにしましょう(笑)
キャンプ場の側に広い広場もあり、鹿の他にもアナグマなどの小動物が出没するので、子供達ははしゃぎ回って大喜びすると思います。
そう考えると、子供の感性を磨くのに包ヶ浦自然公園はとてもいいかもしれませんね。
ケビンもあるので団体利用も楽しそう
包ヶ浦自然公園にはフリーサイトの他にも家族用のケビン、団体用のケビンがあります。
どの棟も十分なスペースが確保してあり、軒先でバーベキューなどが楽しめるようになっているので、沢山の家族連れで賑わっていました。
これは団体用のバンガロー。
企業の研修などにも利用されるようですね。
家族用のケビンは4名、団体用のケビンは14名、16名、24名となっていて、料金もリーズナブルなのでグループでの利用は確かに便利です。
友達ができたら今度はケビンに泊まってみようかな・・・。
料金などの詳細→包ヶ浦自然公園公式サイト
包ヶ浦は出世スポット?
ちょっとしたうんちくになりますが、実はこの包ヶ浦は厳島の戦い(厳島合戦)の際に毛利元就が上陸した場所でもあります。
関連記事→厳島の戦いとは?宮島での毛利元就vs陶晴賢の攻防!!
毛利元就はこの厳島の戦いを機にいっきに領土を拡大していく訳ですが、そのまさにそのスタート地点となったのがこの包ヶ浦でした。
元就にとって厳島の戦いは一世一代の大勝負。
その大一番を前にした400年前の嵐の夜のこの場所に、人生の大博打に打って出る直前の元就先輩がいたんですね~。
ちなみに元就先輩は嵐の中この海を渡ってきて、
この山を超えて人生を切り開いていきました。
包ヶ浦には大きな飛躍のきっかけをくれるパワーがあるのかも・・・?
そんな地元の大先輩の偉業を思いながらゆっくりとした時間を過ごすのもいいかもしれません。
包ヶ浦自然公園は設備や環境が整っていて、スタッフの方も親切なのでおすすめです。
広島or宮島でキャンプ場や海水浴場をお探しであれば是非。