
『日本三景の真価は弥山頂上の眺めにあり』、これは宮島の弥山を愛した伊藤博文の言葉です。
この言葉の通り、弥山山頂からの眺めは『素晴らしい』の一言。
正直、最初から歩いて弥山登山をしようと思えばかなり大変なので、宮島観光のついでに登ってみようという軽い気持ちでの登山はおすすめできません。
ただ、ロープウェイを使えば距離を大幅にショートカットできるので、宮島を訪れた際には是非とも弥山登山に挑戦してみて下さい。
ロープウェイの駅までは無料送迎バスが便利
弥山に登るためのロープウェイ乗り場は紅葉谷を抜けたところにあり、山道を登っていくので時間と体力が必要になります。
フェリー乗り場からも普通に歩いて20分くらいの時間がかかります。
そこで利用したいのが、紅葉谷の入り口から利用できるロープウェイの無料送迎バス。
旅館『岩惣』の前から乗車すると、5分もかからずにロープウェイ乗り場の下に到着します。
送迎バスは20分間隔で運行しているので、あらかじめ時間を調整しておけば効率的に宮島観光が楽しめます。
無料送迎バスが到着するのはこの地点。
階段を登ればロープウェイ乗り場があります。
ロープウェイはこんな感じ
弥山に登るロープウエイは1度乗換えが必要となりますが、2つ合わせても所要時間は15分。
待ち時間を入れても20~30分くらいです。
そして最初に乗るロープウェイがこちら。
8人乗りで、混雑時には相席になります。
このロープウェイでいっきに弥山を登って行くのですが、景色を写真に撮りたい場合は、進行方向と反対側(後側)に乗車すれば、写真が撮りやすくなります。
写真だと上手く伝わりませんが、かなりの絶景です。
約10分間ロープウェイに乗ると、一度乗り換え。
今度は少し大きめのロープウェイで、横方向への移動になります。
この2つ目のロープウェイは15分間隔での運転なので、タイミングが悪ければ少し待ち時間が発生してしまいます。
この時に、景色を写真に撮りたいと思ったら進行方向に向かって左側がベスト。
右側だと山しか見えませんが、左側だと瀬戸内の素晴らしい景色を写真に収めることができます。
そして、約4分で獅子岩駅に到着。
ここから弥山山頂までは徒歩で20~30分くらいの時間が必要となります。
しかも弥山頂上までは、1度下ってから、また登らないといけないので体力的にも少しハードです。
弥山をゆっくり見て回ろうとすると、2~3時間くらいはかかりますが、下りのロープウェイの最終時間は早い時期で17時となっているので、時間にも注意して弥山観光をするようにしましょう。
ロープウェイ料金と割引き
宮島のロープウェイの料金は片道1000円、往復で1800円となっています。
少し料金が高い気もしますが、実はこのロープウェイ料金を割引する方法があります。
それは広電(広島電鉄)の一日乗車乗船券を購入する事。
一日乗車乗船券は電車とフェリーに1日乗り放題なので、広島市内から広電宮島口駅までの往復料金と、松大汽船での往復フェリー代等を含めて840円になります。
さらに、一日乗車乗船券をロープウェイ乗り場(紅葉谷駅)で提示すると、は往復料金1800円が1350円になるので、ロープウェイ代だけでも450円の割引になります。
しかも、ロープウェイを利用してスタンプを押してもらった一日乗車乗船券を、宮島口のフェリー乗り場にあるもみじ本陣の案内所で提示すると、もみじ饅頭と売店割引券がもらえると言う、何とも嬉しいサービスまでついています。
車で行く人にはあまりメリットはありませんが、電車で宮島観光に行こうと思っている人は、この広電の一日乗車乗船券を利用してみるのがおすすめです。
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JRではない、いわゆる路面電車なので、宮島までの電車乗車時間は多少長くなりますが、お得であることは間違いありません。
ここまでお得な割引は使わないと損ですね。
まとめ
宮島の見所の1つが弥山頂上からの絶景。
なので、時間と体力は使いますが、ロープウェイを使って是非とも弥山を訪れてみて欲しいと思います。
紅葉谷駅から獅子岩駅までの所要期間は、乗り換えを合わせて20~30分くらいです。
ロープウェイを利用する場合は、広島電鉄の一日乗車乗船券を利用すると料金の割引サービスが受けられます。
4月23日弥山へ行きます。北海道から
時々厳島神社には行くのですが弥山には初めて登りました。気軽に考えていたけど大変でした。でも上からの眺めは最高に気持ちよかったです。