花火大会やお正月と並んで、宮島が賑わうのが紅葉の時期。
赤や黄色の葉で覆われた宮島をバックに眺める厳島神社は本当に見事の一言です。
ただ、紅葉の見頃を迎えると多くの観光客で溢れて旅館も満室になってしまうので、この時期に宮島を訪れる場合は注意が必要です。
2024年の紅葉の見頃はいつ?
宮島の紅葉は11月に入ると色づき始め、毎年11月中旬~下旬までが見頃となります。
そのため、11月7日~25日くらいまでを目安にすると、丁度度いいのではないかと思います。
宮島の紅葉スポットは後程ご紹介しますが、11月の紅葉の時期になると観光客も増えるので、出来れば朝の早い時間に宮島に渡るようにしましょう。
それだけで混雑具合がかなり軽減されます。
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宮島のおすすめ紅葉スポットがここ
宮島は全体的に紅葉で色づくので塔の丘や千畳閣からの眺めも素晴らしいですが、やはり間近で紅葉観賞(もみじ狩り)を楽しめるスポットと言えば、紅葉谷と大聖院の2トップです。
この2か所は周囲の景色と紅葉の組み合わせが、風情を何倍にもしてくれます。
紅葉谷
名前の通り、紅葉で埋め尽くされる絶景スポットで、老舗旅館の岩惣がある場所が紅葉谷の入口となります。
岩惣本店の前にあるもみじ橋の前が一番の撮影ポイント。
もみじ橋を渡ってからの山道もいたるところで紅葉を見ることができます。
下記の写真は多くの人が紅葉を撮影するポイントのもみじ橋。
この年は紅葉の時期が通常より早かったので行った頃にはもう散り始めていました・・・。
宮島の紅葉は本当に絵になります。
紅葉シーズンになると紅葉谷を訪れる人も多いので写真撮影などは大変かもしれませんが、宮島の紅葉と言えばまずこの紅葉谷の景色ですね。
大聖院の紅葉もおすすめ
弘法大師の開祖と言われる大聖院。
この大聖院の境内も紅葉の時期には多くの人で賑わいます。
大聖院には摩尼殿(まにでん)という建物があるのですが、この摩尼殿を下の庭園から眺めた景色がおすすめ。
かつて、天下人となった豊臣秀吉が大聖院で歌会を開催した時も、この庭園を眺めながら歌を詠んだとされています。
自然の渓谷での紅葉谷の景色とは異なり、大聖院は歴史的建造物と紅葉の組み合わせが楽しめます。
関連記事⇒宮島のパワースポット大聖院の見どころ!!
紅葉の色づきのメカニズムとは?
そもそもなぜ、モミジやイチョウといった植物は紅葉するのでしょうか?
これらの落葉樹は、秋になって気温が下がってくると、葉っぱに栄養を供給するのを止め、その結果、緑色が減退して黄色になったり、アントシアンという物質が作られ赤色になったりします。
つまり、木が冬支度をするために葉っぱを全て切り離そうとするのですが、その過程で見られるのが紅葉という現象になります。
言ってみれば、紅葉とはモミジやイチョウの最後の晴れ姿なのかもしれません。
枝から切り離される前に、鮮やかな色で人々を楽しませてから散る・・・何とも健気な存在です。
ところで、紅葉が綺麗に色づくためには、
- 昼と夜の寒暖差がある
- 天気がいい
- 適度に雨が降る
といった条件が挙げられることをご存知でしょうか?
こうしてみると、2022年は紅葉の色づきも期待できそうです。
これから昼間の気温が徐々に下っていい天気が続き、夜間が冷え込むようになれば、今年も綺麗に色づいた宮島の紅葉を見ることが出来ます。
まとめ
宮島の紅葉は毎年11月中旬~下旬が見頃となります。
紅葉の時期は観光客も増えるので、車で宮島に行く際などは駐車場情報の確認をしておいてください。
【関連記事】
紅葉谷よりは大聖院の方が訪れる人が少ない印象なので、紅葉谷が混雑している時は、大聖院を目指してみましょう。
その他にも千畳閣から眺める大銀杏もおすすめです。