消滅危機!?残された宮島弥山の七不思議!!

宮島の弥山には誰がどうやって運んだのか分からない巨石があったり、ペトログラフと呼ばれる古代文字が刻まれた岩が存在するなど、現在も解明されていない謎が多く存在します。

 

その謎の中で、昔から言い伝えられているものに弥山の七不思議という伝説があるのですが、今回はこの弥山の七不思議について紹介したいと思います。

 

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弥山の七不思議

 

七不思議がなくなっていく?

弥山の七不思議は、昔から言い伝えられている、弥山にまつわる7つの不思議な現象や伝説です。

 

しかし、この弥山の七不思議の内、現在も実際に見ることができるのは3つだけ。

 

実は弥山の七不思議は時代の変化と共に、どんどん見ることが出来なくなってしまっています。

 

今回は、現在でも見ることが出来る七不思議のうちの3つをレポートしていきたいと思います。

 

弥山の七不思議

弥山に伝わる七不思議とは下記の7つ。

 

拍子木の音は元々目に見えるものではありませんが、4~7の項目は現在では見ることが出来なくなってしまっています。

 

  1. 霊火堂の消えずの火
  2. 干満岩
  3. 錫杖の梅
  4. 曼荼羅岩 (現在は立ち入り禁止)
  5. 拍子木の音
  6. しぐれ桜 (現在は伐採されてしまって見ることができない)
  7. 龍燈の杉 (現在は枯れてしまって見ることができない)

 

消えずの火

七不思議の中で一番有名なのがこの霊火堂の消えずの火ではないでしょうか?

 

弘法大師(空海)が修行に使った火が1200年間消えずに燃え続けていると言われ、平和記念公園の平和の火もこの消えずの火が元火となっています。

 

この霊火で沸かしたお湯は万病に効くと言われている他、『炎が消えない』という意味で、恋人の聖地としてPRしています。

 

お堂の中は煙が充満していて、奥には消えずの火を見守るように不動明王像が安置されています。

 

霊火堂の消えずの火と大釜

 

実はこの霊火堂は過去に何度か火災にあっています。

 

2005年にも火災があったのですが、その時にはすぐに消えずの火でろうそくに火を灯し、無事に消えずの火を今に伝えているそうです。

 

この時に消火活動にあたった方々のご尽力がなければ、宮島の七不思議も1つ途絶えることになっていたかもしれません。

 

干満岩

七不思議の2つ目のは干満岩。

 

弥山山頂の展望台から少し降りたところにあるのですが、この大きな岩のくぼみに水が溜まっています。

 

干満岩全景

 

この水は塩分を含んでいて、潮の満ち引きと共に水も増減するとの事。

 

中に虫がいたので、流石にこの水を舐めてみる勇気はありませんでしたが、標高500m以上の山の上、この岩が海と連結されていると考えるのはどう考えても無理があります。

 

私が訪れた時には水はそんなに多くありませんでしたが、岩には水が流れ出たような跡も残っています。

 

干満岩の中

 

この水がなぜ塩分を含んでいるのかは未だに解明されていません。

 

錫杖梅

七不思議3つ目は錫杖梅。

 

弘法大師が立てかけた錫杖から根が生えて、やがて梅の木に変わったものだと言われるのがこの錫杖梅。

 

七不思議の碑と錫杖梅

 

弘法大師の錫杖が梅に変わったとなると、樹齢が1200年くらいという事になりますが、今では倒れてしまいそうなほどに弱々しく、柵に覆われています。

 

長年の風雨に耐え、今は本当に残された力で一生懸命生き続けているような印象を受けます。

 

枯れかけの錫杖梅

 

この錫杖梅は今でもきれいな花を咲かせますが、弥山(宮島)に不吉な兆しがある時は花を咲かせないと言われています。

 

戦後、荒れた弥山の諸堂を建て直しに尽力された、第七十五世恵光大和尚が遷化(高僧が亡くなられる事)された年には、錫杖梅は全く咲かなかったそうです。

 

曼荼羅岩

巨大な岩盤に梵字や文字が彫られている曼荼羅岩は、弥山本堂を少し下ったところにありますが、台風で曼荼羅岩に続く道に大木が倒れてからは立ち入り禁止になっています。

 

この文字や曼荼羅阿は弘法大師(空海)が刻んだものだとされ、昔はこの文字を拓本にとって持ち帰る人がいたようです。

 

拍子木の音

宮島では、深夜に拍子木の音が聞こえてくることがあるそうです。

 

この拍子木は弥山に集まった天狗がならしていうものだと信じられ、拍子木の音がする間、たたりを恐れた島の人は家から出ることがなかったと言われています。

 

しぐれ桜

『晴天の日でも1本の桜の木の下だけは雨が降ったように水に濡れていた』と言われるのがしぐれ桜と呼ばれる由縁。

 

今でもしぐれ桜が残っていれば事実の確かめようがあるのですが、残念ながら伐採されてしまい、今はその姿を見ることができません。

 

龍燈の杉

旧正月の元旦から数日間、宮島の海面に不思議な光が現れ、島の人達はその不思議な光を龍燈と呼んでいました。

 

この光は弥山頂上にあった杉の木から良く見えたので、いつしかこの杉を龍燈の杉と呼ぶようになったと言います。

 

龍燈の杉も枯れてしまって、現在は見ることができません。

 

まとめ

昔から語り継がれてきた七不思議の伝説が、次々に見ることが出来なくなっているというのはとても残念なものです。

 

錫杖梅も現在、あまり状態が良くないようなので、この先どうなるのかが心配されるところです。

 

弥山にはまだまだ不思議な事(くぐり岩等)が沢山あるので、新たな伝説として、『弥山の新七不思議』というのを考えてみるのもいいのかもしれません。

 

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