広島県にある秘境の駅、レトロな駅舎がある駅10選を紹介!

今回は広島県にある秘境の駅、レトロな駅舎のある駅を紹介します。

昔にタイムスリップしたような、風情のある駅舎や秘境の駅に興味がある方はぜひ参考にしてください。

昭和の雰囲気が漂う田舎の駅 東城駅

東城駅は広島県庄原市にある芸備線の駅。

広島県と岡山県の県境にある駅で、「THE田舎の駅」という雰囲気です。

2000年代に入っての1日の平均乗車人数は10人前後という状況ですが、東城駅には立派な和建築で瓦屋根が特徴の駅舎があります。

昭和5年に建てられた駅舎は田舎の駅にしては大きめ。

一時は無人化され駅舎の荒廃が心配されましたが、委託管理が決まり、今では待合室もきれいに改装されています。

ホームは2つあるのですが、今では老朽化のため反対側のホームに渡る事は出来なくなっています。

改札も昔の雰囲気を残していて、豊川悦司さんと夏川結衣さんが主演していたドラマ「青い鳥」に登場する清澄駅(JR中央本線 信濃境駅)と似た雰囲気があります。

ドラマを見ていた方にはイメージが伝わるかもしれませんが、「駅長さ~ん」といって、鈴木杏さんが登場しそうな雰囲気w

駅前の通りも平日はガラっとしたものです。

昭和の雰囲気を感じられる駅舎なので、こういった雰囲気が好きな人にはおすすめです。

駅名東城駅
詳細な住所庄原市東城町川東160-3
アクセス芸備線 広島駅から約4時間
開業1930年(昭和5年)

映画のセットのような田舎の駅 小奴可駅

小奴可駅は庄原市東城町にある芸備線の駅。

2010年代からは1日の平均乗車数が1桁という秘境の駅です。

スターストック編集部

wikipediaを確認すると、2014年からは平均乗車人数が1人なっていました

小さな駅舎の前には昔ながらの郵便ポストと電話ボックス。

この景色だけを見ると、昭和の世界にタイムスリップしたような感覚になります。

駅前にはスーパーが1件あるのみ。

1日の平均利用者数を見ても分かるように、地元の人でもめったに駅を利用することはないのではないかと思います。

ただ、無人駅ではないので、待合室などはきれいに管理されています。

駅名小奴可駅
住所広島県庄原市東城町小奴可2581-1
アクセス広島駅から約4時間
開業1935年(昭和10年)

広島の秘境の駅 内名駅

内名駅は庄原市東城町にある無人駅。

レトロな駅舎があるという訳ではありませんが、秘境中の秘境の駅で、山の中にポツンと小さな待合室がたたずんでいます。

駅の後ろは川になっていて、言われなければ駅があることに気づかないレベル。

走っている電車も1日に6本という少なさです。

朝6時の電車に乗り過ごしたら約7時間も次の電車を待たないといけないというのは衝撃です。

ただ、無人駅とはいっても、田舎ならではの温もりがあるのが内名駅の特徴。

待合室の中は地元の方がきれいに整備されていることが分かります。

こういったおもてなしは心が温まりますよね。

そして、「秘境の駅」ということを売りにして、記念バッジを配っているとのこと。

この時はバッジはありませんでしたが、こういった取り組みも素敵だと思います。

待合室にはノートも置いてあって、「秘境の駅にやっとこれた」という書き込みも目立ちました。

内名駅は何があるという訳ではありませんが、田舎中の田舎にある駅の風景を楽しむことができます。

駅名内名駅
住所広島県庄原市東城町竹森
アクセス広島駅から約4時間
開業1955年(昭和30年)

高い天井が特徴の吉浦駅

赤銅色の屋根が特徴の吉浦駅の駅舎。

石段を上がって舎内に入ると、その天井の高さに驚かされます。

広島県内に残るレトロな駅舎の中で最も広々としているのが吉浦駅です。

駅名吉浦駅
住所呉市吉浦本町1丁目1
アクセス広島から呉線で30分
開業1946年(昭和21年)

白色のレトロな駅舎 糸崎駅

糸崎駅は広島県三原市にある山陽本線の駅です。

かつては貨物や特急列車が停車し賑わいをみせていましたが、今では通過する電車の多い駅となっています。

駅舎は白を基調としたレトロでかわいいつくり。

「糸崎駅」という文字にも時代を感じます。

個人的には、シンプルながらもかなりお洒落な駅舎だと思います。

駅名糸崎駅
住所三原市糸崎4丁目1-1
アクセス山陽本線 
三原駅から4分
尾道駅から7分
開業1945年(昭和20年)

マツダ社員が利用するレトロな向洋駅

向洋駅は安芸郡府中町にある山陽本線の駅。

青い屋根と高い天井が特徴の駅舎です。

実は向洋駅は広島が誇る自動車メーカー「マツダ」本社の従業員を日々送り迎えしている駅舎。

そのため、今でも多くの人が利用しています。

開業が大正9年で、昔ながらの風情がある駅舎ですが、2024年に新駅舎にリニューアルされる予定になっています。

駅名向洋駅
住所安芸郡府中町青崎4-18
アクセス山陽本線 広島駅から6分 海田市駅から2分
開業1920年(大正9年)

神社のような赤い屋根が特徴の比婆山駅

比婆山駅は庄原市西城町にある芸備線の駅。

「神社の屋根?」と思わせるような赤銅色の屋根が特徴です。

とてものどかな場所にあり、「比婆山駅」と記された木製の看板がなんとも言えないレトロ感を醸し出しています。

駅名比婆山駅
住所庄原市西城町大屋
アクセス芸備線 広島駅から約2時間52分 三次駅から65分 
開業1935年(昭和10年)

レトロモダンに生まれ変わった備後庄原駅

備後庄原駅は庄原市にある芸備線の駅。

駅舎は2020年にリニュアルされましたが、従来のレトロ感のある駅舎のイメージを上手に残してあります。

待合室の天井は見る者を大正レトロの世界へと導いてくれること間違いなしです。

駅名備後庄原駅
住所庄原市中本町二丁目13-1
アクセス芸備線 広島駅から約2時間
開業1923年(大正12年)

洋館風のレトロな駅舎 甲立駅

甲立駅は安芸高田市にある芸備線の駅。

駅舎は1996年に改修され「インフォメーションセンター甲迎館」を併設した洋館風の建物になっています。

おそらく、広島県内の駅舎の中で洋風レトロ建築は甲立駅だけだと思います。

中に入ると、駅とは思えない窓口と喫茶店かと思わせるオープンスペースがあり、異世界のする造りになっています。

2010年以降の一日の平均利用者は200人前後。

駅名甲立駅
住所安芸高田市甲田町高田原1994
アクセス広島駅から95分
開業1915年(大正4年)

明治44年開業の歴史ある駅 可部駅

可部駅は広島市安佐北区にある可部線の駅。

開業したのは何と明治44年という歴史のある駅です。

2016年に東西自由通路やホームの改良が完成したものの駅舎はそのまま残されています。

可部駅の周辺は整備されてどんどん綺麗になっていますが、控えめに生き残っているところがまさにレトロです。

西側の風景はかなり近代化していますが、東口はまだまだレトロな雰囲気が残っています。

駅名可部駅
住所広島市安佐北区可部二丁目27-63
アクセス広島駅から35分
開業1911年(明治44年)

キュートでコンパクトな安登駅

安登駅は呉市浦安町にある呉線の駅。

三原駅が管理している無人駅です。

白塗りの箱型駅舎がなんもとキュートで、小さくてコンパクトな駅舎です。

駅名安登駅
住所呉市安浦町安登西五丁目2-14
アクセス呉線 呉駅から40分
開業1935年(昭和10年)

まとめ

今回は広島県にある秘境の駅、レトロな駅舎のある駅を紹介しました。

昭和のレトロ雰囲気が好きな方はぜひ訪れてみてください。