「本格的にアウトドアを始めよう!」と思い立ったらまず思い浮かぶ基本的な道具が「テント」。
色んなメーカー、形状、サイズ、値段もピンからキリまであるので、何を基準にどう選んだら良いのか…しょっぱなから頭がパンパンになります!
そんな中、アウトドアショップやカタログやウェブをたくさんリサーチし、さんざん迷った末に結私がたどり着いたのは、スノーピークのテントでした。
初心者からアウトドアのプロまで多くのファンを持つスノーピーク。
今回は決して安くはないけど、修理などのアフターサービスも充実しているスノーピークのテントの選びのコツをお伝えします。
テントにはどんな種類のものがある?
まずはテントの種類を簡単に解説します。
一般的にキャンプに使うテントは、食事をしたりくつろいだりするリビングスペースと就寝スペースに別れています。
ざっくり言うと、リビングスペースを作るのが「タープ」。
就寝スペースを作るのが「テント」。
この全体の空間をどう組み合わせるかでテントの種類が決まります。
今回はテントの形状を「ドーム型」と「オールインワン型」と大きく2つに分けてみていきましょう。
ドーム型
ドーム型は最も一般的な形のテント。
いわゆる寝るための部屋ですね。
ドーム型のメリットは設営が簡単で空間が広いということ。
前室(入口部分のスペース)が広いタイプであれば、ちょっとしたタープの役割も担ってくれます。
オールインワン型
寝室になるテントとリビングになる空間を併せ持っている優秀なテント。
大きくて組立てるのは大変ですが設営がそれひとつで済み、スクリーンタープがいらないという利点があります。
しかし!私の実感ですが、スクリーンタープのような包み込まれるリビング空間を必要とするのは、風を避けたい寒い季節だけ。
気温や湿度の高い夏は、風通しが悪いので向いていません。
結局夏の時期は、日陰を作ってくれて、開放感のあるヘキサタープやスクエアタープが欲しくなります。
「一体感」というものに憧れはありますが、テントとタープをうまく連結させる方法も工夫次第でいくつもあるので、まず最初は、シチュエーションによって使い分けることができる「ドーム型」のテントを選ぶことをおすすめします。
私は、夏はドーム型テントの「アメニティドーム」+ヘキサタープ、春秋冬は「アメニティドーム」+メッシュシェルター という使い方をしています。
スノーピークのテントについて
スノーピークのテントは形状の違いだけでなく、スペックや用途によって「エントリーモデル」「スタンダードモデル」「プロモデル」の3種類に分けられています。
シートの色やデザイン、形はそれぞれ特徴がありますが、スペックの違いについてはマニアックで最初はよく分かりません!
フレームに使われてるジュラルミンの強度の違いなどもありますが、これはよほど過酷な状況でない限りその差は感じることができないと思います。
ただ、お値段の違いだけはハッキリと分かるのがスノーピーク。
プロモデルは約15万円・・・・。
家族でリッチなホテル泊まれちゃう金額なので、購入するにはちょっと勇気がいります・・・。
なので、理想のイメージがハッキリしているのであれば、いきなり高価なテントを購入するのもアリですが、まずはどんなものか…という方はエントリーモデルのアメニティドームを使ってみることをオススメします。
長きにわたって多くの方に支持されているだけあって、総合的に考えても買って後悔はしない優秀なテントだと思います。
撥水性も耐久性も十分な上にリーズナブル。
前室も広く、荷物も置けるし出入りが楽です!
赤と黄土色のカラーリングに関しては、最初は『な、何でこんな色・・・。』と思いましたが、実際に使用すると自然の風景に溶け込んじゃうので、カラーリングの意味にも納得できるようになります。
アメニティドームのサイズはどうやって選べばいい?
そうなると次に悩むのがサイズ。
テントのサイズを決める時には、まずキャンプスタイルを想像してみることから始めましょう。
一番大切なのはイメージです。
いろんなシチュエーションがあるとは思いますが、何人くらいで使うことが一番多くなりそうか、想定してみてください。
私の場合は家族や友達、大人6人くらいでキャンプをする予定があったので、いろいろと迷った結果、Lサイズを購入しました。
今は2人や3人くらいでのキャンプが増えたのでLサイズではちょっと大げさすぎるからもっとコンパクトなサイズが欲しいなぁ、と目論んでいるところです。
では、人数によるサイズの目安をみていきましょう。
Sサイズはソロキャンプ&大人2人が目安
ソロキャンプや、仲良しのカップル・夫婦にはSサイズがベスト。
ただ、男性2人の場合は何かが芽生えそうな距離感なので、Mサイズをおすすめします(笑)。
荷物が多かったりすると手狭に感じますが、コンパクトで扱いやすいのでカップル、夫婦におすすめです。
Mサイズは大人3人と子供2人が目安
Mサイズは一番オーソドックスなタイプ。
ファミリーキャンプにも適してます。
大人4人まではいけるので、4人以上になることがないようであればこのサイズで十分です。
荷物もそこそこ置けるので、子供2人の家族連れで一番見かけるのがMサイズ。
カップル2人だと多少広すぎる感があるかもしれません。
(贅沢な感じがしてそれはそれで良いですが。)
Lサイズは大人4人と子供2人
Mサイズより前室や中の空間がちょっとずつ広いですが、収納サイズなどはあまり違いを感じません。
大人6〜7人で寝たことがありますが、春・秋だったら意外と余裕です(寝袋でみんな細長くなるので)。
大は小を兼ねるとも言うので、もし最大6人とかでキャンプをする予定があれば、Lサイズにしておくのがおすすめです。
設営方法は簡単?設営時間はどのくらいかかる?
アメニティドームの優れた点の一つが、設営の簡単さ。
ポールやフックに色が付いているので、それを目印にアレとコレを繋げて、ココに通して…とやっていけば、自然にテントが完成しています。
たぶん、説明書いりません。
女性1人で組み立てるのはちょっと難しいですが、男性なら1人でも設営は十分可能。
(2人いたほうが楽ですが。)
最初は30分くらいかかってましたが、慣れれば15分くらいで設営できます。
フロアマットは必要?
テントで寝ると地面がゴツゴツしてて腰が痛くなる…ってイメージがありませんか?
これはテントの下に引くマットによって解消することができます。
下に引くシートやマットは、快適な睡眠を得る為に大変重要なもの。
これがあるのとないのとでは雲泥の差があります。
アメニティドームには専用のアメニティドーム マット・シートセットというものがあるのですが、これはフロアシート(湿気や破損を防ぐた目にテントが直に地面に触れないようにするもの)とフロアマット(テントの内部に引く、厚みがありクッション性があるもの)がセットになったもの。
スノーピーク(snow peak) アメニティドーム マット・シートセット SET-021
私も最初は、
『下に敷くマットがそんなに高いの!?』
『あの銀色のレジャーシートみたいなやつでもいいんじゃない!?』
と思いましたが、スノーピークの店員さんの言うことを信じてスターターセットを購入。
結果、メチャクチャいい買い物をしたと思っています。
専用の袋に入っているので持ち運びも便利ですし、クッション性だけでなく湿気を取ってくれるので機能性も抜群。
値段に相当する働きはしてくれています。
もっと高価な別売りのものもありますが、私的にはこのセットで十分。
はじめてゴロゴロ横になった時は『テントってこんなに快適なんだ!」と感動しちゃいました。
幼少期のゴツゴツした思い出は何だったんだろう・・・
他にオプションで揃えたほうがいいものは?
最初にオールインワン型のテントの話をしましたが、あの一体感を叶えてくれるアイテムが、アメニティドームとメッシュシェルターを連結するトンネル。
これには一気にテンションが上がります。
便利さもあるんですが、まずはテンション。
キャンプにテンションは大事です。
空間も広く感じるし、シェルターからテントへ移動する時のワクワク感はなかなかのもの。
この感覚を味わいたいのであればオプションで購入しておくのがいいでしょう。
snowpeak (スノーピーク) タープ メッシュシェルタートンネル TP-920T
あとは私のお気に入りの枕がこれ!
空気をいれて自分好みの高さに調節できるので、すごく寝心地が良くて、ピロートークもそこそこに即爆睡しちゃいます(笑)。
テントをたたむのにかかる時間は?
テントは、場所によっては朝露などで湿っていることがあるので、しっかり乾かしてからたたまないとカビがきてしまいます。
撤収の際はインナーテントもしっかり乾かしましょう。
テントをたたむのにそんなに時間はかからないので、たたみはじめてからは10分もあれば撤去終了です。
スノーピークのテントを買うメリットって何?
結局、高いお金を払ってスノーピークのテントを買うメリットって何なんでしょうか?
私が思うに、使いやすい、壊れにくい、見た目もいいというのが大きな理由で、アフターサービスが充実しているというのもポイントです。
テントの破れや故障など、ほとんどすべてのアイテムが修理のサービスを受けることができます。
撥水加工も申し分ないので、とにかく長く付き合っていけます。
ホームセンターなどで売っている商品と比べたらちょっと高いなぁ…と感じるかもしれませんが、スノーピークのテントは品質、デザイン性、とてもバランスの良いブランドだと思います。
特にアメニティドームは、リーズナブル感があるので、はじめに買ってみるテントとしては最適だと思います。
まとめ&アドバイス
何度もキャンプをしているうちに、いろんな人のテントやギアを目にします。
素敵なサイトがあったら、興味しんしんで、見せてもらいましょう!
そうしているうちに、自分がどういうものを求めているのか、少しずつわかってくるはずです。
登山に適した軽量化重視のテントだったり、おしゃれ上級者ほのぼの雰囲気のテントに憧れたり…
キャンプアイテムは無限大!コツコツ自分好みのアイテムをカスタマイズし、揃えていきましょう~!