毎年8月に開催される宮島水中花火大会。
宮島への来場者が4万5000人、対岸の大野から花火を見る人も合わせると約30万人が観賞する広島の目玉イベントの1つです(来場者は2015年の数値)。
ただ、宮島花火大会は行き帰りのフェリーが大混雑することでも知られていて、宮島に渡って花火を見るのはかなり大変。
人混みが苦手な僕は席取りも大変だろうし、終電に乗れなかったら嫌だし、ヤンキーに絡まれたら怖いし、逆ナンされても困るし・・etcということで、広島市民でありながら宮島に渡って花火を見ることをずっと避けていました。
しかし、今年は宮島で知り合った方が花火大会の席を確保しておいてくれるという嬉しいニュースがあったので、花火大会当日の様子をレポートすべく、花火の見物客でごった返す宮島へ行ってきました。
何時くらいまでに宮島に渡ればいいの?
宮島花火大会で混雑に巻き込まれないためのポイントは、とにかく早め早めに行動すること。
花火の打ち上げは19:40からですが、遅くても18:00くらいには宮島に渡っておかないと大混雑して目的の鑑賞スポットまで辿りつけなくなってしまいます。
立ち見ではなく、いい席を確保して花火を見ようと思ったら、午前中には宮島に渡っておきましょう。
後ほど紹介しますが、夕方の宮島は場所取りしている人で溢れ返っています。
車で宮島へ行く場合は下記の記事を参考にしてみてください。
関連記事→地元の人に聞いた宮島花火大会の当日の賢い駐車場の利用方法!!
宮島の混雑状況
花火大会当日はJRを使って宮島口へ。
宮島口に着いたのが16時過ぎでしたが、電車の満員度は70%くらいで、そこそこ人が多いなという感じでした。
JR宮島口の駅を出たところでJRフェリーの乗船券を販売していたので、ここで乗車券を購入して宮島へ渡ります。
フェリー乗り場前の道路は交通規制が行われていて、車は進入できない状態。
もちろん、この時間になると周辺の駐車場はどこも満車状態です。
フェリー乗り場に近づくとだんだん人も増えていきます。
JRのフェリー乗り場はこの時点で大混雑で、乗船口からチケット売り場までの行列ができています。
この時点で人の多さにメンタルが折れそうになってしまいましたが、臨時便が出ていることと、普段は車を積みこむスペースがお客さん専用に開放されているので、行列の長さの割には意外と早くフェリーには乗れました。
フェリーから宮島を眺めると既に多くの人の姿が・・・。
画像では分かりづらいかもしれませんが、厳島神社前の砂浜が人で埋め尽くされています。
これは打ち上げの2時間くらい前の光景なので、これ以上に人が増えると考えると恐ろしい・・・。
宮島の桟橋周辺も人・人・人。
いつもは寂しそうにポツンと佇んでいる平清盛の銅像周辺も場所取りのお客さんで溢れています。
この辺りにはテントを設営して場所取りをしている人も多かったので、午前中や解禁時間から場所取りをしている人も多いんでしょうね。
厳島神社に向かう途中の海岸沿いもこんな感じ。
場所取りは暑さとの戦いなので、日差しを避けるアイテムが必須です。
今回は場所取りをしてもらっている所とは別に、過去の記事で紹介した穴場スポットでも花火を鑑賞しようと思っていたので、カメラを設置するために多宝塔に向かいます。
多宝塔は知る人ぞ知る宮島の絶景スポット。
この場所から花火を見ると絶対にきれいだと、かなり前から目をつけていたのですが、多宝塔に着いてみると既に場所取りをしている人が・・・。
このブログを見てこの場所を知った人もいるのかな・・・?
マイスターズブログの情報が役に立ったのであればそれはそれで嬉しいんですが、その結果、自分が場所取りに遅れを取るという状況になってしまいかなり複雑な気分でした(笑)。
そんな訳で『他にもいい鑑賞スポットはないかな~』と気温が30度を超える中、島内を歩きまわってみましたが、どこもかしこも大勢の人。
まあ、そりゃそうですわな・・・。
西の松原周辺もやはり人気スポット。
ここには屋台も出ていて仮設トイレも設置されていたので、早めに場所取りができると最高のポイントになりますね。
そうこうしているうちに人が増えてきて身動きが取れなくなってきそうだったので、場所を確保しておいてもらった花火の観賞ポイントへ。
な、なんと、その場所は音響装置が設置してある真ん前の最前列でした。
めちゃくちゃ贅沢やん・・。
ほんと、ありがとうございます。
そんな訳で、今年は最高の場所で宮島の花火大会を満喫することができました。
ちなみに、この時の花火大会は打ち上げ時間が干潮に向かう時間だったので、浜辺で見る人が大勢いました。
ただ、もし花火が満潮の時間帯とかぶって、この浜辺で見ている人達が島内に溢れたらと考えると・・・。
ちょっと恐ろしいですね・・・。
宮島花火大会を渡って見る際のポイント
実際に宮島の花火大会に行ってみて、僕的に宮島に渡って花火を見る際に注意したいことが4つあったのでお伝えします。
それは
- フェリーは松大汽船を使う
- 宮島水族館周辺は比較的空いている
- 移動には町家通りなどの裏道を使う
- しばらく時間を潰してから帰るほうが得策
という4点です。
これを知っているだけで混雑の負担が軽減できると思うので、よかったら参考にしてみてください。
フェリーは松大汽船を使う
JRで花火大会を見に行くと、電車を降りたところでJRフェリー切符の臨時販売が行われています。
僕も混雑で切符が買えなくなるくらいなら今買っておこうとこの臨時販売所で切符を購入したのですが、実はここでは往復切符しか買えません。
この、往復切符しか購入できないというのが結構重要なポイント。
つまり、JRを利用して宮島に来た人の多くがこの臨時販売所で切符を購入するため、行きも帰りもJRフェリーを利用することになってしまうわけです。
結果、松大汽船の方が空いているという状況になります(笑)。
そんな訳で、宮島花火大会の当日には混雑が予想されるJRフェリーを利用するよりも、松大汽船を利用方が賢い選択かもしれません。
宮島水族館の裏手はやっぱり穴場
以前の記事でも紹介した宮島花火大会の穴場スポットが宮島水族館(みやじマリン)の裏の海岸沿い。
フェリー乗り場から離れていることもあって、花火大会当日でも他の場所に比べると比較的人は少ないです。
僕達が花火を見た御笠浜は人が多すぎて立ち見をするのも大変な状況でしたが、水族館裏だと少し余裕がありました。
打ち上げ前にも『水族館裏が比較的空いています』といったアナウンスが流れていたので、場所取りが上手く行かなかった時は宮島水族館を目指してみましょう。
移動には町家通りを利用する
花火大会当日は商店街や厳島神社へ続く御笠浜は人でごった返しています。
西松原や宮島水族館方面に向かう場合は比較的人の少ない町家通りから五重塔の下のトンネルを通って、厳島神社の裏手に出るとスムーズに移動できます。
帰りのフェリーは時間をおいて
花火の打ち上げが終盤に差し掛かると、少しずつ帰り始める人が目立ち始めます。
こういった人たちは帰りのラッシュに巻き込まれないように、早めにフェリーに乗って対岸に渡ってしまう訳です。
なので、花火を全部見終わってすぐにフェリー乗り場へ向かったとしても、ある程度の行列ができています。
帰りのフェリーの混雑は半端ないくらい混んでいるので、この行列に並ぶよりは、しばらく宮島でゆっくりして、フェリーが空いた頃に帰るようにするのがおすすめです。
まとめ
花火大会当日の宮島口周辺はめちゃくちゃ混雑しています。
混雑を避けるポイントは早め早めに行動することと、前もって人が少ないルートや鑑賞スポットを調べておくことです。
立ち見ではなく場所取りをして座ってみたいという場合は、午前中には宮島に渡っておくようにしましょう。